母親にタブレットを与えてみた話

ある日母親が、
「なんかテレビで見たんだけど、最近のタブレットはなんか話しかけたらそれについて調べてくれたりするの?あれすごいな!」
と興奮気味に話すので、
(たぶんsiriあたりのことだろうなーとは思いつつ)音声検索だけならうちにあるやつでもできるよ、と
やって見せたところ、えらく感動した様子。

今までPCをちょっと触ったことはあるものの「なんか面倒くさい」といってすぐに触らなくなったのですが、
「これ(タブレット)ならちょっと調べものしたい時とかに便利そう」というので
ためしに使っていない古いタブレットを渡してみました。

ネットでの調べものがメインの利用法のようなので、
デスクトップにはシンプルにブラウザとGoogle検索バーのみを配置。
「なんかよくわかんなくなったらこの戻るボタンか家のボタンを押したらいいから」とだけ説明して様子を見てみることに。

数日後。

「やっぱあれすごい便利だわ!パソコンみたいに電源入れるのに時間かかったりしないしパソコンのところまでいかなくてもいいし」
と、なにか気になったときにすぐに調べられる手軽さが気にいったようでした。

私から見れば、起動時間はPCでもスリープにしておけばそれほどかからないし、
持ち歩かないなら結局置いてある場所まで行かなきゃいけないんだからパソコンとそんなかわらないんじゃ…
とも思うのですが、そのへんは操作のしやすさとかの関係もあるんでしょうか。

……と、満足してめでたしめでたしと思いきや、ここで次の課題が。

「このまえ○○について調べてたら、なんかページによっていろいろ違うことが書いてあってどれがほんとかよくわかんないんだけど」

はい。そうです。ネットをやるうえで不可欠な、情報の取捨選択、真偽の見極めというやつです。

そういえば、子供にネット端末を与えるときは
「ネットリテラシーが!教育が!」って散々言われるようになってきたけど、
シニアに対するそういう教育(というか啓蒙?)の話ってあんまり聞かないよね?

シニアのタブレット利用を推進!みたいな話もわりと聞くけど、
「ネット上には間違った情報や悪意ある情報もある」「個人情報を安易に公開してはいけない」
あたりの話ってどの程度浸透してるんだろう?
タブレット使う人がみんなパソコン教室に行くわけでもないだろうし。
ネットトラブルのニュースとか見てたら結構知ってたりするんだろうか。

もちろん子供にくらべたら分別ある人が多いだろうから
炎上だのイジメだの出会い系だののトラブルは起きにくいかもしれないけど、
ブログ使えるようになってうれしくて孫の写真公開しまくるおばーちゃんとか
普通にいそうで怖いよなーとか思ったり。

で、とりあえず母親に伝えたこと。

  • ネットには古い情報や間違った情報もたくさんあるので、検索して出てきたものをすべて鵜呑みにしてはいけない
  • 会員登録や、なにか情報の入力が必要なサイトを使いたくなったら相談すること
  • 金銭の要求、ウイルスの警告、アプリのインストール要求などが出てきたら、それ以上触らずにとりあえず相談すること

特にSNSが使いたいというわけでもなさそうなので、ひとまずこれくらいかなあ、という感じです。
ショッピングサイトは慣れたらそのうち使ってみたいようなので、そうなったらパスワード管理なんかの話もしないとですね。

「そうかーネットに嘘が書いてあることもあるんかー」
「まあ個人でもだれでも自由に書けるからね」
「時刻表とか地図とか調べたいことが多いんやけどそういうのは嘘はないよな?」
「まあ…さすがにそれは大丈夫だと思うけど…たまに古いのが載ってたりするから日付くらいは確認できたらしといた方がいいかな…?」

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